公開ドキュメントサイトの移植を行いました。
GCPのインタンス母体についてお話しを深めると記事が長くなりそうなのでこの場では割愛させていただきます。別途時間を設けて記事化したいなと思っています。
表向きには
Atlassian Confluence(Refined Siteアプリ)→ WordPress Twenty Twenty-Five への移植を行ったわけですが、それにまつわるアレコレを。
WordPressの純正テーマに手慣れている方たちは沢山いらっしゃるかと思いますが、昨今お見受けする状況として、テーマを自作するといった形で行っている同業者さんも多いかと推測しています。
これら自作テーマには無限の可能性?とは言えませんが、それなりの魅力があるわけですが、アレコレ将来性を考えた場合に採用すべきかは慎重に考えた方が良いと私は思っていたりします。
当社ではColibri WP テーマ(Colibri WPページビルダー)を主に採用していますが、これはこれでまた制作、運用面のハードルも高いのも事実です。
ある程度手慣れてきて、ようやく良さが分かるかなといった感じで、初見の方たちは尚更ハードルは高いことでしょう。
今回、わざわざ、新規でWordPressインスタンスを立ち上げ、 Twenty Twenty-Fiveテーマを選んだ趣旨として
- Refined Siteが意外にも高額(無料であったものがいつしか課金され始めた)
- 過去にWordPress純正テーマで制作納品しているケースがほぼ無い
- Twenty Twenty-Five になってガラリと変わったらしいのでその様子を実体験してみる
といった思惑が働き、このようになっています。
総じて得られた事としては
- 描画が高速
- 正直なところ、比べ物にはならないくらい高速です。やはり、Atlassian Cloud製品のアプリはどうしても通信が多く発生してしまって遅いです。
- 新規でインスタンスを立ち上げても、運用費が安い
- 1/3以下になっていると思います。場合によってはそれ以下も目指せますが、あえて少し高級な状態にしてみました。
- ドメインのおまとめ
実は、主たるきっかけは、bitnamiソリューションの公開廃止に伴う流れでした。
このようなメールがGoogle Cloudから送られてきていました。
Action Required: Important update about Bitnami from the Google Cloud Marketplace Team
要約するとこんな感じです。
必要なアクション: Google Cloud Marketplace チームからの Bitnami に関する重要な更新
2025 年 10 月 28 日をもって Google Cloud Marketplace での wordpresspro の提供を終了することを決定しましたので、お知らせいたします。
・・・

まさかと思い、マーケットプレイスで bitnamiを検索したところ、何も出てきません。
やはり時代の変化とともに、古く親しまれたものほど無くなっていくんだなという典型的な例だと思わざるを得ません。
ここで
さぁ、これまでのインスタンスどうしよう問題が出てきます。
予てからの諸問題として、インスタンスの状態が古くなるということに対して、インスタンスの入れ替えによって対応してきた経緯から、それほど大きな問題でもないのですが、乗り換え先をどうしようという問題です。
GCPのマーケットプレイス上でも、WordPressを扱うソリューションが増えてきている様な印象ですが、やはり同じような状態を作りたくなく、以前から目をつけさせていただいていた、KUSANAGI に手を出してみることにいたしました。
直近の別案件で、KUSANAGI インスタンスの起動を成功させていたため、様子を掴んでいた安心感から、難なく移行作業ができました。
下記の4つのエディションがあり、相応に信頼性の有るソリューションだと思います。
- Free Edition
- Business Edition
- Premium Edition
- Security Edition
最上位はかなりのお値段ですが・・・
これら、Prime Strategy社の製品ですが、日本国内企業という安心感もございますね。
深堀りはまた別途行わせていただこうと思います。